-愛媛FCはなぜJ2最下位から浮上できないのか?①-

お疲れ様です!

愛媛出身ではないのに、サッカーを知って以来、愛媛FCを応援しているDe:Lさんです。

普段は金儲けのことばかり考えていますが、趣味の一つにサッカーがあるんですね、実は。

今回は私が応援している愛媛FCについて書こうと思います。

早速ですが、愛媛FCの2020シーズンの結果なのですが、

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こんな感じで、全試合結果を並べてみたんですが、まぁ、めちゃめちゃ負けてるんですよねw

なんでこんなに負けたのか、自分なりに分析したので、他のJ2チームのファンの皆さんもディスカッションしてみてほしいです。

こんな感じで、全試合結果を並べてみたんですが、まぁ、めちゃめちゃ負けてるんですよねw

なんでこんなに負けたのか、自分なりに分析したので、他のJ2チームのファンの皆さんもディスカッションしてみてほしいです。

2点あげます。みなさんどう思いますか?

 

コミットメジャーとセカンドメジャー

まずは戦術面から一点目。

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この如何にもな色男、なんと愛媛FCの監督、川井健太監督です。

川井健太
1981/6/7生
愛媛県宇和島市出身
愛媛FCユースから桃山学院大学を経由して愛媛FCでプロキャリアをスタート。2006年に引退後、2018年から愛媛FCで指揮を取っていました。2020年今年の契約満了を受け、退任しています。

この川井健太監督はコミットメジャー(こだわり)として、GKも含めた全員での”ポゼッションサッカー”を掲げてきました。

特徴的なデータとして、GKの一試合平均のパス数が挙げられます。

2020シーズン一試合平均パス数(ロングフィードを除く)
岡本(愛媛)    14.03(本)
上福元(徳島)   10.01(本)
セランテス(福岡) 7.02(本)
徳重(長崎)    5.20(本)
岡西(甲府)    11.00(本)
永井(北九州)   8.21(本)

ロングフィードを除くと上位チームと比べても明らかにポゼッションビルドアップに参加しているのが明らかかと思います。

特にこの2020シーズンは顕著にポゼッションサッカーにこだわっていたように思えます。

元来、J2はハイプレスが基本のリーグで”攻めたら負け”という格言ができるほどのリーグでありましたが、近年では、多種多様な戦術が見られるリーグとなりました。

一方で、愛媛FCは特徴的なサッカーを貫こうとしていましたが、結果は惨敗続き。最下位付近に低迷することになりました。

なぜ、このような結果に甘んじたか。

私はここで、セカンドメジャーの存在に言及したいと思います。

一般に、コミットメジャーにはセカンドメジャーが付随していなければならないと思っています。

”一つの戦術が通用しなかったら、これをやろう”
”この戦術が失敗したら、この戦術でカバーしよう”

などの、いわば保険を用意しておくことが必要不可欠であるということです。

その点、この川井監督はそのセカンドメジャーを用意していませんでした。というよりは結果的に用意できていませんでした。

ここで、このセカンドメジャーを議論する上で、今期愛媛FCが一貫してきたフォーメーション”3-4-2-1(3-2-4-1)”にフォーカスするべきだと考えます。

愛媛FCにおけるフォーメーションの意味

上述した通り、愛媛FCにおける3-4-2-1は”フォーメーションとしては”他のものと大きく変化することはありません。J2で2019年辺りから爆発的に流行ったようにも感じられる典型フォーメーションです。

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一般的な3-4-2-1の長所と短所を持ちます。愛媛FCの特徴がでてくるのは、”システムにおいて”です。

*3-4-2-1の特徴
中央のレーンに選手が多いために、ポジショナルプレーが可能であり、愛媛はここの特徴を生かすことが大きな目的のようにも思います。また長沼(2021シーズン広島へ)、神谷(2020シーズン柏へ)の両サイドに十分なスペースを用意することもその一つであったと考えられます。神谷に関してはポジション自体はインサイドハーフでしたが、攻撃時はサイドに張る場面が多く見受けられた。また、ワイドを使った攻撃に弱いという点もそのままでした。

さて、ではその”システム面での”特徴とは何か。

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その特徴は攻撃時、特にGKからのビルドアップに現れます。特徴なのは上の画像で言う2番と8番の位置。両ボランチです。

この2番が最終ラインに入って、ビルドアップに参加。二列目に当たる8番が中央に位置します。

この2番の役目を川井監督は森谷(2020/1/7日現在去就不明)に任せました。

森谷賢太郎
1988/9/21生まれ
神奈川県出身
横浜Fマリノス、川崎フロンターレでの活躍歴。

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こちらは最終節松本戦のスターティングフォーメーションです。
リーグ後半から成長を見せた川村森谷のコンビでした。

川村のリーグ中盤の覚醒以降、川村のプレーエリアが如実に前線に偏ったため(26節以降に得点とアシストの約80%が分布)、攻撃時は川村と森谷は縦関係になることも多く見られました。

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このように4CB のようなラインになり、図における6,7番に当たるインサイドハーフ(シャドー)の二人、もしくは片方が降りてくるのが、常です。

この戦略は川井監督の目指すボールを低い位置からポゼッションし、ワイドのアタッカーを利用してフィニッシュをやり抜くための、スタートと言えます。

ところが、この基礎の基礎ともいえるシステムが一番の弱点と私は考えています。

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これは各試合からボランチの組み合わせと失点数を合計したものです。

最も使用された組み合わせは川村&渡辺。

森谷はボランチとして計17回起用されました。その時に38失点。つまり森谷がボランチ使用された場合、平均して2.2点取られることになります。

これは他のボランチ起用経験のある選手と比較しても異常な数字です。

もちろん、安易なデータではありますが、素人目で見ても、森谷がボランチだとなんか点とられるなぁって感じ。

カウンターへの圧倒的低対処力

さて、前述では、森谷のボランチ起用とその失点数への影響を見ましたが、これにはカウンターへの対処が関係します。

森谷がボランチ起用されたとき、4CB のようになってビルドアップに参加します。このとき、森谷はビルドアップにおいて、スタート地点、つまり”一人目”です。

ビルドアップには大きく分けて、少なくとも3人のプレイヤーが必要です。起点(スタート)→キャリー→フィニッシャー。

川井監督はこの”起点”に森谷を採用しました。

これははっきり言って愚策です。

起点はそのビルドアップの大まかな指標となります。指示出しに優れ、ゲームメイクできる森谷は一見適任とも見えます。

しかし、森谷から繋がれた”運び(キャリー)”でミスが起こるとワイドに開いたCB陣と森谷で対応しなければなりません。これはセカンドメジャーとしてかなりの難策です。

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典型だったのが11月29日に行われた水戸戦の失点です。

この試合自体は愛媛が逆転で勝利しましたが、一方でこの失点は大きな課題となりました。

森谷は山瀬と前野の左ラインにボールを預け、Hラインまで上がっていました。この時、山瀬選手が三人に囲まれ(ここの山瀬の選択には議論が残る)、ボールロスト。ビルドアップ中だったため、長沼、茂木、前野はワイドの位置。CBの山崎のみが十分な体制でディフエンスできる状態でした。

森谷の位置に注目してほしいです。

ここで、森谷はビルドアップのスタートとしてボールを預け、フィニッシャー寄りのポジショニングをしようと考えたため、シャドーの位置まで上がりました。

しかし、もしここで森谷が試合を通してキャリーの役割をしていたら、この写真でも3.4mは後ろにポジショニングし、山瀬のボールを受けることができ、逆サイドに展開できたかもしれません。

結局、このカウンターは成功し、水戸に先制を許しました。

ここからは私の意見ですが、

森谷は起点としては不向きなプレイヤーと思います。

キャリーとして、スタートとフィニッシャーのサポートを、つまり、ビルドアップの”二人目”として活躍することで、輝くのではと思います。

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これは、3節の山口戦のフォーメーションに当たります。

トップ下には見えますが、2トップ気味のポジショニングにも見えました。

この試合はまさに森谷は”キャリー”。セットプレーでのアシストはさておいて、流れの中では、”2人目”としてビルドアップに献身的に尽力しました。

試合も3-0と愛媛が勝利しました。

これを愛媛のビルドアップの理想形と定義したいものです。

展望

さて、今期の愛媛を振り返ったわけですが、森谷の去就が不明なために、明言できませんねw

しかし、来期は監督も変わり、ポゼッションをするかどうかすら怪しいです。

もしポゼッションをするなら、ビルドアップの3つの役割を適切に割り振ることを求められますね。

来季のJ2リーグも楽しみ!!!

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